ＦＴＳＥラッセル世界国債指数、韓国組み入れ検討 来年9月決定か

　　[ソウル ３０日 ロイター] - 英指数算出会社ＦＴＳＥラッセルは２９日、代表的国債指数「ＦＴＳＥ世界国債インデックス」に韓国国債を組み入れる可能性を検討していると表明した。

　　韓国市場当局が、市場構造と資本市場アクセスを改善する幾つかの取り組みを打ち出したことを受けたと説明。

　　韓国政府は３０日、ＦＴＳＥラッセルの発表を歓迎。企画財政省は声明で組み入れが決まれば「韓国国債に対する世界的な需要を安定的に高め、その結果、債券・外国為替市場の安定性強化に寄与すると期待している」と述べた。

　　国内債券市場の最大９０兆ウォン（６３０億ドル）拡大が見込まれるとの独立調査の推計に言及したが、時間軸には触れなかった。また、韓国の構成比が２．０─２．５％となり、構成２４カ国中９番目の大きさになる可能性があるとした。

　　韓国国債市場を先進市場と認める動きで、世界で同国債を再評価する動きにつながるとした。

　　来年９月に組み入れが決まると想定していると表明した。