概要:日立製作所は30日、連結子会社でパワーグリッド事業などを手掛ける日立エナジー(チューリヒ)を完全子会社化すると発表した。スイスの重電大手ABBが保有する19.9%の株式を約2180億円で取得する。2022年12月末までの完了を予定している。
9月30日 日立製作所は30日、連結子会社でパワーグリッド事業などを手掛ける日立エナジー(チューリヒ)を完全子会社化すると発表した。写真は日立のロゴ。2020年9月、チューリヒで撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)
(最終段落の脱字を補って再送します)
[東京/チューリヒ 30日 ロイター] - 日立製作所は30日、連結子会社でパワーグリッド事業などを手掛ける日立エナジー(チューリヒ)を完全子会社化すると発表した。スイスの重電大手ABBが保有する19.9%の株式を約2180億円で取得する。2022年12月末までの完了を予定している。
2023年3月期の連結業績見通しへの影響はない。株式取得後も日立とABBは、包括的な協業を進めていくとしている。
ABBは「売却完了時に約14億2500万ドルの差し引きプラスのキャッシュフローを見込んでいる」と説明。予想より早く売却が決定したとし「これによりバランスシートが一段と強化され、資本配分での柔軟性が増す」とした。